韓流ブームで空前の盛り上がりを見せる新大久保。休日には3万人以上が押し寄せるが、その中心はオバフォー(Over40)の女性たち。駅の改札付近は待ち合わせの人々が表通りの横断歩道まであふれ、ライブハウスや有名店にできる長い行列も、もはや“見慣れた光景”に。
ある平日の正午。厳しい寒さをものともせず、韓流グッズや韓国食材を両手いっぱいに持ち、連れ立って東京・新大久保を闊歩する女性たちの姿があった。若い女性の姿もあるものの、「友達にも買って来てって頼まれたから、たくさん買わないと!」と気前よくお金を落とすのは、中高年層がほとんど。
駅から少し歩いた狭い路地には、髪を前に流した“イケメン”韓国人男子が店員を務めるカフェやレストランが密集しており、彼らが店の前で笑顔で呼び込みを行っている。
声をかけられたある40代の女性は、「たどたどしい日本語で一生懸命説明する姿にキュンとしちゃう~! 照れ笑いもかわいくてときめくから、ついこの通りに来ちゃうの(笑い)」と幸せそう。なかには韓国語を交えて彼らと会話をしている上級者も。
「韓国語学校にも通っているので、新大久保に週3は来てます。何回か通うと、イケメンたちに“○○さ~ん”て覚えてもらえる。ちょっぴり優越感かな(笑い)」(50代の専業主婦)
そんな光景が街のいたるところで見られるのだ。
※女性セブン2012年2月16日号