1月28日、ホームページでプロゴルファーの夫・西川哲(43)との離婚を発表した菊池桃子(43)。結婚後、菊池は芸能活動をセーブし、プロアスリートである夫を“内助の功”で支えてきたが、結婚生活17年目にして終止符が打たれた。そもそも結婚する直前から、トラブルに見舞われていたのだ──。
ふたりの出会いは1993年5月、男子ゴルフトーナメント『フジサンケイクラシック』のプロアマ戦で同じ組で回ったことがきっかけだった。その後、惹かれ合ったふたりは交際をスタートさせ、翌1994年春には堂々の交際宣言。同年8月には婚約会見を開き、推定500万円といわれる3カラットダイヤの婚約指輪を披露した。
しかし、1995年4月に予定されていた挙式・披露宴は1か月半前になって突如キャンセルされた。
西川は芸能プロダクション元会長の西川幸男氏(86)と女優・五月みどり(72)との間に生まれた長男だが、父親と式の主賓や出席者などを巡って対立。さらに、この前年に4年間維持してきたシード権(国内ツアーに無条件で参加できる資格)を失ったことも影響した。父親は、
「結婚するのに、食べていけません、では無責任すぎる。もっとしっかりした成績を残してからでも(結婚は)遅くない。式は延期しろ」
と一喝。そのショックで、菊池はコップ1杯分もの血を吐き、十二指腸潰瘍穿孔で緊急入院してしまうほどだった。
それから約1か月後の1995年5月1日に入籍こそ済ませたものの、西川がツアー優勝を果たすまで、式は無期限の延期となってしまった。その後も西川の調子はなかなか上がらず、スランプの原因が菊池にあると批判を浴びたりもした。
しかし同年7月、西川は2年ぶりの復活優勝を果たす。
「(桃子に)ウエディングドレスだけは着させてやりたかった…。優勝の瞬間、妻のことが頭に浮かびました…」
涙とともに述べた菊池への感謝の言葉は、多くの人の感動を呼んだ。
「桃子さんは独学で勉強して、疲れにくい食事のメニューを考えたり、願掛けとして大好きなお菓子を断ったりと、西川さんを見事にバックアップしたんです」(当時を知るゴルフ関係者)
翌1996年2月に親族だけの質素な結婚式を挙げたふたり。ウエディングドレスを着ることを夢見続けてきた菊池は、喜びに満ち溢れた表情を浮かべていた。
※女性セブン2012年2月16日号