韓流ブームで空前の盛り上がりを見せる新大久保。休日には3万人以上が押し寄せるが、その中心はオバフォー(Over40)の女性たち。韓流スターのグッズショップに押し寄せ、イケメンカフェでうっとり。そう、“イケメン目当て”で来る観光客の一部の人たちによって、いまや“女性たちの聖地”と化した新大久保は、たいへんなことになっているのだ。
新大久保に15年暮らす48才の会社員女性は、「ただでさえ道路が狭いのに、私と同世代に見える観光客の女性の中には、韓流グッズや食材を両手に持って横並びで道を占領しちゃう困った人もいる」と憤る。
ほかにも出るわ出るわ、不満の声。近隣に暮らす30代の主婦はこう話す。
「お店に並ぶのはまぁいいんですが、40代と思える女性客たちが、歩道なのに歩行者を気にせず並んでいるから危ない! しかも、大声でぺちゃくちゃしゃべってうるさいんです。新大久保在住の日本人や韓国人は、仕方なく車道を歩くのですが、それもまた危ないんですよ」
そして“オバフォー”(40代以上)女性の中には、飲食店の“イケメン”店員にいれあげ、高いプレゼントをせっせと貢いでいる人も…。韓流ファンの20代女性は次のようにいう。
「こっちは注文したいのに、ひとりの女性がずっと特定の店員としゃべろうとするから、なかなかオーダーできない。はしゃぐ気持ちもわかるけど、ちょっとやりすぎ」
新大久保のあるバー店主は、「“儲けてるだろ”っていわれるけど、うちみたいな昔からある飲食店の売り上げは全然変わってない。むしろなじみの客が“しばらく新大久保はいいや”と来なくなって…。正直、ブームが早く終わってほしい」。
※女性セブン2012年2月16日号