2011年度は約68万5000人が受験するなど、漢字検定が昨今人気だ。「知識探求」の素材として「漢字」は多くの人の関心を集めているようだが、日本国内で約30万種あるという“姓”に関しては予想もつかない読み方をするものが多い。たとえば、「四月一日さん」、「五百旗頭さん」。これらの珍しい姓の読み方は、それぞれ、「わたぬきさん」、「いおきべさん」である。
この2つの姓のように、日本語には漢数字の入った難読漢字が多い。これに関していくつか読みの問題を出すので、ヒントを参考に考えてみて頂きたい。
A.三鞭酒(フランス料理に欠かせない)
B.八百万(日本の神様の数)
C.十露盤(日本の計算機といえば)
D.二進も三進も(どうにもできないさま)
E.七五三縄(お正月に飾るもの)
以上5つ、お分かりになっただろうか? 正解は下に。
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A.シャンパンB.やおよろずC.そろばんD.にっちもさっちもE.しめなわ
出題■加納喜光(茨城大学名誉教授)
※週刊ポスト2012年2月17日号