プロ野球のオフの話題を独占したかと思えば、キャンプ2日目にインフルエンザで離脱。期待を裏切らず(!?)、滑り知らずの横浜DeNAの中畑清監督(58)。
昨年12月5日の就任以来、テレビや雑誌などメディアへの登場はもちろん、被災地である地元・福島を訪れたり、就任記念パーティーを行なったりと、ほとんど休みなしでキャンプに突入してしまったわけだから、体調を心配する声も多い。特に、中畑監督は過剰なまでのファンサービスで有名だ。スポーツ紙記者が語る。
「とにかくファンサービスの鏡で、どんな人に対しても態度を変えない。カメラのないところでは素っ気ない有名人も多いが、中畑監督の場合は一人一人のファンに丁寧過ぎるほどの対応をする。
普通はサインを求められれば、軽くペンを走らせて終わり。だが、たとえば『私、監督と同じ福島出身なんです!』と言われると、『おお、そうなのか!!』とノリノリで10、20分と話し込んでしまう。監督になってから、何十倍にもサインや写真を求められる機会が増えたのに、以前と変わらず高いテンションで接していた。偉いなあと感心しつつも、いつか疲れが出るとは思っていましたが……」
現役時代の明るくて庶民的なイメージはどうやら本当だったようだ。
それにしても、現在の中畑監督に関する報道ぶりは過熱気味だ。スポーツ紙では、ホテルの最上階から練習を見守る風景を捉えて、『上からキヨシ』と見出しを打ったり、「胸部の手術から奇跡的な復活を遂げた石原裕次郎が慶大病院の屋上から手を振った姿を彷彿とさせる」などとかなりオーバーな表現で、中畑監督を採り上げている。
インフルエンザも完治しようやく現場復帰できた中畑監督だが、くれぐれも体には気をつけてほしい。