『ホンマでっか!?TV』(フジテレビ系)などのバラエティー番組でもおなじみの流通ジャーナリスト・金子哲雄氏が、日本のブランド力、技術力のアピール方法について提案をする。
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四国・松山へ、NHK『四県対抗ふるさと自慢』の収録で行ってきました。四国の特産品をたくさん見せてもらい、地方には東京在住者が知らない良品がまだまだあると実感しました。
たとえば、東かがわ市の手袋。石川遼クンやフェンシングの太田雄貴さんが着用する手袋や、レスキュー隊員が使う手袋もここで作られています。中国産など海外製品が増える中、プロが使う高機能なものはいまでも国産なんですね。
ぼくは、こうした高品質な製品は東京・大阪に売り込むより、初めからパリやニューヨークなど海外で勝負したほうがいいと思います。たとえばレディー・ガガさんに特製手袋をプレゼントして使ってもらうとか。海外で評価されたモノを日本へ逆輸入する。それが日本の高い技術力を持ったメーカーのブランドづくりの近道だと思います。
※女性セブン2012年2月23日号