「冬ソナ見た?」「エヴァンゲリオンって知ってる?」など、ドラマやアニメの話題をふると、「うん、見た(知ってる)よ…パチンコで」というオッサンがいる。パチンコライター・ぱちシロ氏だ。氏は、「そもそもアニメやドラマに興味がなくても、だんだん興味を持つものなんですよ。それでアニメ(ドラマ)ファンになる人もいるくらいです」と語る。
「人気アニメやマンガがパチンコ(パチスロ)になると、パチンコ(パチスロ)ファンがハマるのはもとより、普段パチンコやパチスロに興味がない人もやりに来ているという話も聞きます」(ぱちシロ氏)
実際、パチンコ『ヱヴァンゲリヲン』シリーズはアニメ放映が終了した後にパチンコ化されたにもかかわらず、大人気に。現在までに第7弾まで出るなど息の長い人気機種となっている。その他『北斗の拳』『あしたのジョー』などのアニメや、『冬のソナタ』といったドラマなど、パチンコで人気を博したものは数多い。
そんななか、ぱちシロ氏は「実は今、超大型版権のあるパチンコ台が登場する! とファンの間では大きな話題になっています」と明かす。
そして、ぱちシロ氏は「現在、保通協(遊技機メーカーより提出された書類および実射試験をチェックする場所)を通過しているところで、発表が待たれているのですが」と前置きしたうえで、「2年ぶりに、あの『ルパン三世』シリーズが登場するそうです」というのだ。
『ルパン三世』といえば、モンキー・パンチ原作のマンガとして1967年から連載開始。怪盗アルセーヌ・ルパンの孫を自称する大泥棒・ルパン三世が、早撃ちのガンマン次元大介、斬鉄剣の使い手十三代目石川五右衛門とともに世界中のあらゆるものを盗むというストーリーはあまりにも有名で、アニメ化や映画化もされ、40年以上にわたり愛され続けている。峰不二子や銭形警部といった名脇役たちも魅力のひとつだ。
「パチンコのルパン三世シリーズは1998年に発売されて以降、ホールで爆発的な人気を誇る機種です。今回登場するのが第5弾。どんな内容になるかはまだ発表されていませんが、今年に入って発売されたスロット『不二子~100億$の女神~』がオリジナルの内容だったので、おそらくパチンコもオリジナルになると言われています」(ぱちシロ氏)
パチンコのルパン三世シリーズにも、アニメ『ルパン三世』でおなじみのルパンが車に飛び込む演出や、お色気不二子が現れるなど、ファンにはたまらないシーンが必ず登場する。なかでも『ルパン三世 徳川の秘宝を追え』は、アニメシリーズのトムス・エンタテインメントが製作。映像にも妥協を許さないクオリティの高さながら、アニメにもない、映画にもない完全オリジナルストーリーに虜になった人が続出した。
そんな人気の同シリーズだが、最新作がお目見えするのは、具体的にいつなのか。
「ファンを呼び込めるGW前になるという見方が強いようです。同じ時期には、ほかのメーカーからも数多くの版権モノの機種が発売されるといわれており、キャラクターがヒットを決める“版権戦国時代”はまだまだ続くようですが、これまでの人気からいってもルパン三世のパチンコが一番話題になることは間違いないでしょう」(ぱちシロ氏)