肉好き女子が増加中だ。ホルモン好きな女子たちを指す「ホルモンヌ」という言葉が生まれ、巷では、一人焼肉が広がりつつある。とはいえ、女性にとって、栄養バランスは気になるもの。そんな肉食女子の強い味方になりそうなのが「マテ茶」だ。
南米を中心に愛飲されているマテ茶は、アンチエイジングやボディーラインキープ、健康維持も期待でき、“飲むサラダ”と言われるほど。南米美女たちの美容と健康の源だ。
そんなマテ茶は、コーヒー、お茶に次ぐ、世界三大飲料のひとつでもある。南米の中でもイグアスの滝周辺の鉄分やカルシウムなどのミネラル分を豊富に含んだ赤土でしか育たず、ブラジル、アルゼンチン、パラグアイ、ウルグアイを中心に愛飲されてきた。
南米といえば肉食大国だ。アルゼンチンの一人当たり年間牛肉消費量は65キロで、日本の約7倍。それなのに、肥満率は日本と大差ない。これもマテ茶パワーか。とはいえ、日本でも、美に敏感な女性たちは、マテ茶を飲んでいるようだ。
たとえばF1レーサーのジェンソン・バトンとの交際中のモデル・道端ジェシカ。美の秘訣は「肉を食べること」という彼女は、父親がアルゼンチン出身で、子供の頃からマテ茶を飲んでいたそう。最近、スレンダーになってメリハリボディーが際立つ熊田曜子も愛飲しているという。
気になる味はクセのない香りで、肉料理はもちろん、どんな食事にも合わせやすい。日本マテ茶協会 の公式サイトでは、冷たいミントやハーブ水で割ったり、温かいミルクをたっぷり注ぐなどのおいしい飲み方が提案されているほか、マテ茶を楽しめる店や「アトリー 」「世界のお茶専門店 ティーブティック 」(日本緑茶センター)など、購入できる店の紹介も。
そんなマテ茶の栄養価と効能について、管理栄養士の伊達友美さんはこう語る。
「赤身肉に含まれるタンパク質は、体のスタミナ源になるので、実は、やせるために肉は欠かせないんです。とはいえ、栄養のバランスは大切。ポリフェノールや食物繊維が豊富なマテ茶を飲むことで、日常的に栄養をプラスできます。また、マテ茶に多く含まれるカルシウムや鉄分などのミネラルは、肉に多く含まれるアミノ酸と一緒に摂ると吸収されやすくなります。ですから、マテ茶と肉の組み合わせは、栄養的にも理にかなっています」