ひとつの趣味に没頭したり、ときに妻をあ然とさせるおかしな言動を見せたり…。でも、彼らにだっていいぶんがあるはず。ダンナは本当にバカなのか。男たちがもの申す! 著書に『あぶない科学実験』などを持つサイエンスライターの川口友万氏が次のように話す。
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世界中の“昆虫食”食ったり、ミミズバーガーを作るようなおれは、嫁からするとバカダンナだろうね。おれの周りにもいるよ、バカダンナ。最初は子供のために飼ったクワガタなのにいつしか自分がはまって、6畳1間の部屋に何百匹もの幼虫を飼育するようになったやつとか。
奥さんからは“私とクワガタとどっちが大事なの?”って怒られているみたいだけど、おれら男からすれば、そんなの“車と傘とどっちが大事なの?”っていうぐらい次元の違う話なんだよね。“私とその女とどっちが大事?”ならまだわかるけど。
あと、男って変なやつほど大成するんだよ。だって後世に名を残す偉人って、たいていどっか世間とずれていて変人だし、バカダンナだもん。平凡な男よりバカダンナの方が魅力的だし、一緒に生活していて楽しいかもしれませんよ。
※女性セブン2012年3月1日号