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62歳男性 28歳女性と親しくなれたのは温水洋一似だったから

“老いらくのモテキ”を満喫する男たちの赤裸々告白は、還暦が始まりにすぎないことを教えてくれる。元大手酒造メーカーの男性(62)は、 定年前の50代後半になって、突然女性社員から声をかけられるようになったという。

 * * *
 営業成績は悪くなかったですが、女の子と上司部下を超えた会話をすることは皆無。身長166センチと低いし、若い頃から髪の毛が薄く、顔も地味だった。日陰の存在でした。

 では、そんな僕がモテるようになった転機は何だったのか。それはこちらからアクションを起こしたわけじゃなく、僕の風貌が温水洋一にそっくりだったからです。温水さんがバラエティで活躍し、ドラマで味のある脇役をやるようになってから、僕に声をかけてくれる女の子が現われました。

 僕にはそれまでキャラなんかなかったので、いっそのことそれに乗じてやろうと。頭皮が薄いことを、自虐ネタにしたんですね。

 それから半年ぐらい経った頃でしょうか。28歳の事務の子から悩み事を打ち明けられたんです。内容は同僚に対する愚痴でしたが、こんなキャラですから彼女も告白しやすかったんでしょう。親身に相談に乗っているうちに親しくなることができました。

 彼女からは、「ヌっくん」と呼ばれています(笑)。

※週刊ポスト2012年3月2日号

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