現在発売中の『東日本大震災復興支援グリーンジャンボ宝くじ』は、1等賞金が3億円、1等・前後賞を合わせた当せん金が宝くじ史上最高額の5億円に引き上げられ、空前の盛り上がりを見せている。日本でも有数の売り上げを誇る宝くじ売り場・西銀座チャンスセンターの販売員もこう話している。
「2月14日の発売当日は、2時間半待ちの大行列でした。窓口前には前日から10人ほどが泊まって並んでいましたね」
復興支援と銘打った今回のグリーンジャンボは、発売予定額660億円に対して収益金288億円を想定しており、そのうち88億円が災害復興支援分として、東日本大震災の被災地である9県2指定都市(青森県、岩手県、宮城県、福島県、茨城県、栃木県、千葉県、新潟県、長野県、仙台市、千葉市)に分配される。
また、従来の宝くじ売場に加え、今回はコンビニのローソンおよびナチュラルローソンの店舗でも販売している。ただし、当たってもローソンでは換金はできないので、ご注意を。
「今回は、復興支援のために販売に協力させていただくことになりました。店舗のレジカウンターで、原則6~22時まで販売しています。“家の近くで購入できて便利”“早朝、夜間にも購入できるのがいい”などと好評をいただいています」(ローソン広報部)
さらに、被災地に本店を置く七十七銀行(宮城)、岩手銀行、東邦銀行(福島)、足利銀行(栃木)、千葉興業銀行でも販売。七十七銀行では「地元の復興に役立てば」との思いから取り扱いを開始したという。
「宝くじを購入することで地元を支援したいというお客様が多いです。当行は宮城県中心に141の支店で販売しているので“近くの銀行で買えてよかった”と喜ばれています」(七十七銀行地域振興部)
被災地でも、5億円のチャンスに行列ができている。昨年の年末ジャンボで1等が出た福島の平一町目宝くじセンターも、昨年のグリーンジャンボの倍以上の売れ行きで購入者が途切れることがない。
「原発から避難しているかたも多く来てくれているようです。風水では黄色が縁起のいい色ということで、販売員のエプロンも売り場のごみ箱も、みんな黄色やそれに近いオレンジ色のものを使ってゲン担ぎしています」(平一町目宝くじセンター販売員)
※女性セブン2012年3月8日号