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肉食系女子「最後の晩餐は肉がいい」と肉好き集う名店を紹介

『祥瑞』の「肉屋の一皿」

 とにかくうまいものが食べたい! というわけで、雑誌『料理王国』誌の元編集長・土田美登世氏がセレクトした珠玉の一品として、『祥瑞』(東京・六本木)の「肉屋の一皿」を紹介します。

 * * *
 肉食系女子が増えているそうだが、私も文字通り、その一人。最後の晩餐は肉がいい。

『祥瑞』の肉料理はボリュームもさることながら、味もガツンと脳天に響いてくるから好きだ。この「肉屋の一皿」なるメニューもそう。自家製サラミは“熟成感”が伝わるし、鹿肉と豚肉を使ったパテにはしっかりとした“肉感”があってスパイスのパンチも効いている。「パリで食べた肉の味を思い出すんだよね」。そう気どってしまってもいいと思うほど、日本にはありそうでなかなかない味の盛り合わせだ。

 これが前菜ならば、締めには名物のステーキをぜひ。使うのは赤身の熟成肉。表面を焦げるほど焼いているのだけれど中は柔らかい逸品だ。100グラム1300円だが、「おいしく焼くにはある程度の大きさが必要です」とお店側がいうように、500グラム程からの注文が基本となる。お財布と要相談。

 合わせるのはもちろんワインで、今、おすすめの1本は「ル・プティ・デルニエ」。味は個性的で、肉食系にぴったりのラベルも必見。

■『祥瑞』の「肉屋の一皿」 2000円

【住所】東京都港区六本木7-10-2 SHIMIZUビル2F
【営業時間】18時半~23時LO
【定休日】日祝
【カード】可

 ワイン好き、肉好きが集う六本木の名店。ワインバーと呼ぶかビストロと呼ぶか迷うところだが、どちらにもあてはまる雰囲気。どの皿もボリュームがあるので2人以上の客が多いが、ハーフサイズも料理によっては対応してくれる。

撮影■岩本朗

※週刊ポスト2012年3月2日号

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