2011年の流行語大賞を受賞した「なでしこジャパン」。近年、スポーツ界での女子選手の活躍が目立つが、女性とは縁がなさそうな公営競技の世界でも、女子選手が活躍中。男性と共にレースを行うボートレースでは、約1500名いる選手のうち、女子選手はその1割程度にあたる170名。女子選手だけで戦う「女子リーグ」成績上位52名の選手で行われる『女子王座決定戦』(ボートレース多摩川・3月4日まで)が現在開催中だ。
ボートレース業界にとって、女子戦はまさにドル箱。開会式には多数のファンが来場。デビュー間もない新人選手でも男性強豪選手を上回るプレゼントを貰うほか、売上低下が懸念される公営競技界において女子戦だけは売上面でも絶好調だという。
何故、女子戦がここまで人気なのか?
一般メディアにも多数取り上げられた、恋のから騒ぎ出演経験のある元モデルの芦村幸香選手(26)を筆頭に、アイドル顔負けの美人選手の増加も理由のひとつに挙げられる。しかし最大の理由は当てやすさにある。
女子戦は選手が少ない分、実力差があることで実力通りの結果になることが多いのである。現在開催中の女子王座は「G1」というビッグレース。男性選手が出場するG1だと基本的にはA1と呼ばれる勝率上位選手しか出場できない。しかし女子王座には男性強豪選手と共にSGに出場するA1のトップレーサーから、A2、B1の選手まで出場するため、その実力差は素人目にも歴然なのだ。
そのためA1のトップ選手が仮に着外になった時には一気に配当が跳ね上がるため、穴党ファンにとっても狙い目。
ここでは穴党ファンの狙い目選手をここでは紹介しよう。
まずは地元の廣中智紗衣(神奈川・A2)。昨年からプロペラが当たっているようで、男女混合戦でも健闘が目立つ。また外枠から高配当を出すケースも多いだけに軽視は禁物だ。同じく地元・平田さやか(東京・B1)も女子王座初出場ながら、センターからの捲りは強烈なものが。イン戦の安定感はあるものの、女子王座になるとA級選手に人気が集中することが予想されるだけにイン逃げ高配当も期待できるかもしれない。
初心者にとっても狙い目な女子王座。これを機会にボートレースに挑戦してみては?