ドラマ『最後から二番目の恋』(フジテレビ系)では、鎌倉を舞台に、小泉今日子(46)演じる千明と、中井貴一(50)演じる長倉の大人の恋模様が描かれる。撮影は湘南界隈を中心に行われていることもあり、休日になると、ロケ地には多くの女性たちが集まる。
湘南――それは神奈川県相模湾沿岸エリアのことだが、いまこの地に有名人が次々に転居してきている。
ドラマの役柄と同じく、小泉は2年ほど前から葉山暮らし。風の強い日は、砂が顔にバンバン当たったりして大変だし、お店とかも東京のようにはなくて不便だけど、「それが逆に楽しい」と湘南ライフを満喫している。
このドラマで共演中の坂口憲二(36)も、趣味のサーフィンが高じて湘南に住むようになったひとり。GLAYのTAKURO(40)と岩堀せり(34)夫妻、中村獅童(39)、TOKIOの山口達也(40)も都心からの“移民”だ。
みのもんた(67)、庄野真代(57)、田中美佐子(52)とTake2・深沢邦之(45)夫妻らはもう何年も前から湘南の住民だし、石田純一(58)と東尾理子(36)夫妻、木梨憲武(49)と安田成美(45)夫妻、ピーター(59)、そして郷ひろみ(56)に桑田佳祐(55)…と、別荘を持っている有名人の名前を挙げたらキリがない。
なぜ、いまセレブたちは湘南を求めるのか?
『Terrace Mall湘南』を舞台にした小説『エストロゲン』を女性セブンで連載中で、自身は3才のときから鎌倉に住んでいるという、作家の甘糟りり子さんがこう話す。
「都心に部屋を借りていたのですが、4年半前に仕事場(部屋)を逗子に移しました。こちらは、都会よりも、生き物として正しい生活ができるような気がします。夜は暗くなるということや空は広いんだなということ、当たり前のことだけど、それを感じ取れるのがいいですよね。四十数年住んでいても、天気がいい日も悪い日も、海を見ていると心が解放されます。食材を買うにも、外食するにも、食が充実しているのがいいですね」
※女性セブン2012年3月8日号