スーパー銭湯に代表される“街ナカ”の温泉施設が人気の昨今。この寒い季節、手軽に行けて、すぐあたたまることができるのが最大の魅力だが、どのように温泉にはいれば、より効果的なのだろうか。舞浜ユーラシア(千葉)の温泉入浴指導員の海老原一貴さんはこう説明する。
「温泉は数分間ずつ、休憩を挟みながらはいるのが基本。体調などにもよりますが、温冷交互浴といい、42度くらいの熱いと感じる湯船に3分、36度のぬるめの湯船に3分、休憩と水分補給を挟み、またあつ湯に3分、これを2セット行うのがおすすめ。温冷交互浴は、疲労の原因となる乳酸の排出を促す効果があるとされています。水分補給をしながら、温度の違うお湯をはしごしてみてください」
ではサウナはどうだろうか。反復浴や交互浴のほうがデトックス効果や新陳代謝が高まるといわれているが、延羽の湯(大阪)の高山名保子さんはこう指導する。
「サウナにはいるときは、先に2~3分浴槽で体を温めてからのほうが、汗も出やすく、肌の乾燥も防ぎます。その後、サウナに5分はいり、シャワーで汗を流したら、再びお湯に5分。途中で水分補給や休憩をしながら、3セットほど繰り返すのがベターです」
※女性セブン2012年3月8日号