震災から1年が経とうとしているが、岩手、宮城、福島3県の沿岸市町村で発生した瓦礫の処分は、2月20日段階で2252万8000トン中117万6000トン――わずか5%しか完了していないのだ。
宮城県・南三陸町では、松原公園に展示されていたC58形蒸気機関車が津波によって流され横転したが、現在、その機関車は写真のように、住宅用の資材瓦礫が積んである場所に横たわっている。
重さが何十トンもあるため、容易には片付けられず、近隣住人も持て余しているようだった。
撮影■太田真三
※週刊ポスト2012年3月9日号