天国に旅立つ直前知らされた、ふたり目の孫誕生という吉報──この知らせに安堵したのか、彼女は翌朝、静かに息を引き取った。2月23日、埼玉県川越市内の病院で脳梗塞のため亡くなったのは、市村正親(63才)の母・こうさん(享年87)。奇しくも嫁である篠原涼子(38才)が前日、第2子となる次男を出産したばかりだった。誕生を楽しみにしていただろうが、結局、ふたり目の孫の顔を見ることは叶わなかった。
篠原は2才のときに母親を交通事故で亡くし、それからは父子家庭で育てられたため、母親という存在を知らずにきた。そのため、市村と結婚してからは、姑のこうさんを篠原は実の母のように慕っていた。
「篠原さんのお父さんは一昨年の8月に亡くなっています。それからは唯一の“親”となってしまったこうさんを本当に大切にしていました。時間があれば、こうさんが暮らす川越の家に顔を見せに行っていたようです」(芸能関係者)
一方、こうさんにとっても篠原は自慢の嫁だった。
「結婚当初、こうさんと篠原さん夫妻、一家3人でお出かけしているところにばったり会ったんです。そのとき、こうさんがうれしそうに近づいてきて、“この子はうちに嫁に来てくれた涼子さん。よろしくお願いしますね”と紹介してくれました。ニコニコして篠原さんが嫁いでくれたことがうれしくてたまらないといった様子でした」(こうさんの知人)
※女性セブン2012年3月15日号