とんでもなくどうでもいいことにこだわってしまうの男のバカなところ。兵庫県に住む事務パートのKさん(44才)の夫(44才)もまた、そんなこだわりバカ夫だ。妻にしてみれば、本当にどうでもいいことだという夫のこだわりとは?
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ここのところ、ダンナの会社ではゴルフコンペが盛んで、2か月に1度はコンペ。趣味といえるような趣味がなかったダンナが目を輝かして練習場に通っているから、私も最初は喜んでいたのよ。
だけどコンペから帰ってくるとダンナの感情の起伏がすごいの。すごく落ち込んだかと思えば、逆にテンションが上がりっぱなしだったり。ゴルフをしない私は、へえ、ゴルフの勝ち負けって強烈なんだ。だから石川遼クンとか、次々とスターが生まれるスポーツなんだ、と納得していたワケ。
だってまさか、ダンナの“勝ち負け”はコースじゃなくて、ゴルフ後のお風呂にあったなんて知らなかったもん。
「見なきゃいいって固く心に誓って風呂にはいった日に限って、見せつけるように前を横切られたり、隣にデーンと座って、こっちにクルッと向いて話しかけたりされるんだよ」
ベロベロに酔っぱらったとき、ダンナがそういったのよ。コンペ後の機嫌のよしあしは、チラ見した同僚や部下の股間の大小しだい…なんだって。
※女性セブン2012年3月15日号