3~4月は1年でもっとも引っ越しの多い時期。どうしても料金が高くなりがちなだけに、少しでも出費を抑えたい。そこで、“引っ越しのプロ”アートコーポレーションの取締役・井場賢悟さんに引っ越し料金の仕組みを聞いた。
「引っ越しは、特に“距離”と“荷物の量”がポイントです。当社の場合は、輸送距離と荷物の量で価格を決定しています。5立方メートル(2畳分×高さ1.2m)増えるごとに値段が上がるので、これを目安に上手に荷作りするといいですね」
気になるのは料金だが、距離×荷物の量+人件費が基本料金だという。
「距離と荷物の量に応じた運賃と人件費が基本料金で、運賃は国土交通省が定めた金額をもとに各業者で決めています。加えて、梱包や荷解きなど、オプションを追加することによって必要なサービス料が加算されていきます」(井場さん)
また、荷物を上手に減らすには、植物や自転車を減らすと効果的だという。
「私たちは見積もりに伺った際、トラックに積んだときのかさを算出し、荷物量と立地条件でトラックを配車しています。意外とスペースをとるのが観葉植物や自転車。上に荷物を積めず、ムダな場所をとりがちなんです」(井場さん)
※女性セブン2012年3月15日号