ライフ

幸せになる方法 飼い犬の食事回数を2~3倍にし、手からやる

 西川文二氏は、1957年生まれ。主宰するCan! Do! Pet Dog Schoolで科学的な理論に基づく犬のしつけを指導している。その西川氏が、幸せを呼び込む「犬の視線」について解説する。

 * * *
 オキシトシンってホルモンのこと知ってます? 砂肝とか、ハラミとかの、貴兄が好きなホルモンのことではありません。性ホルモンとか、甲状腺ホルモンとかの、アレのこと。

 で、このオキシトシンってのが何と関係しているかっていうと、これが幸福感なんですな。恋愛をしている時とか、お母さんが授乳をしている時とか、まぁなんですな、幸福感を感じている時に増加する。誰が呼んだか知らないが、「幸せホルモン」。

 実はこのホルモン、麻布大学の研究で、こんなことがわかってる。それは、犬が飼い主を見つめている時間と、飼い主体内のオキシトシンの上昇とに、相関関係がある。

 早い話が、飼い主を良く見ている犬と暮らす飼い主は、幸せ度が高い、ってことです。ついでながら、そうした犬自身のオキシトシンも上昇しているんですと。

 ちなみにですね、最近の飼い主さんは、犬を手に入れることで、幸せを手に入れようと考えている、そう私は感じています。

 それは、「何故犬を飼うのか」、っていう問いに対して、10年前は番犬として、っていうのが上位だったけど、今は家庭が和やかになるとか、子供の成長にプラスなど、いわゆる癒し系が上位に来る。こうした調査結果からも見て取れる。

 であれば、犬を飼ったら、ついつい飼い主に視線を向けてしまう、そんな犬に育てるのが一番。逆に、飼い主をあまり見ない犬に育ててしまえば、思い描いた犬とのハッピーライフは、手に入れられない。

 さて、飼い主を良く見る犬に育てるイロハのイはですね、「食事の回数を2~3倍に増やし、フードは手からあげる」ってこと。

 犬って空の食器にでも注目するでしょ。手からフードをあげれば、飼い主がいわば食器。犬が貴兄に注目する時間も一気にアップする! っていう寸法ですな。

※週刊ポスト2012年3月9日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

ライブ配信アプリ「ふわっち」のライバー・“最上あい”こと佐藤愛里さんが刺傷され亡くなった。送検される高野健一容疑者(左・時事通信フォト)(右が佐藤さん、Xより)
〈愛里生きてね〉〈ずっとだいすきでいたいから〉“最上あい”さんと高野健一容疑者の出会って3か月後の“親密LINE”を詳報【高田馬場ライバー刺殺】
NEWSポストセブン
米津玄師の新曲MVに出演した羽生結弦(米津玄師の公式スタッフのXより)
羽生結弦、米津玄師との“奇跡のコラボ”で見せた4回転ルッツ 着地失敗で封印したジャンプが仙台で復活、より強くなる“災害に対して祈りと希望を届けたい”という気持ち
女性セブン
ライブ配信アプリ「ふわっち」のライバー・“最上あい”こと佐藤愛里さんが刺傷され亡くなった。送検される高野健一容疑者(左・時事通信フォト)(右が佐藤さん、Xより)
〈シンママとして経済的に困窮か〉女性ライバー “最上あい”さん(22)、高野容疑者(42)と出会った頃の「生活事情」 供述した“借金251万円”の裁判資料で判明した「2人の関係」【高田馬場・刺殺事件】
NEWSポストセブン
角田信朗が再婚していた
格闘家・角田信朗が再婚していた!「本当の意味でのパートナーに出会えた」「入籍はケジメです」お相手は23歳年下の“女将さん”
NEWSポストセブン
田村容疑者のSNSにはさmざまな写真が公開されている
「死者のことを真摯に思って反省しているとはいいがたい」田村瑠奈被告の父に“猶予つき判決”も、札幌地裁は証拠隠滅の可能性を指摘【ススキノ事件公判】
NEWSポストセブン
ライブ配信アプリ「ふわっち」のライバー・最上あいさんが刺傷され亡くなった(左・Xより)
〈オレも愛里なしじゃ生きていけない〉高田馬場刺殺事件・人気ライバー“最上あい”さん(22)と高野健一容疑者の“親密LINE”《裁判資料にあったスクリーンショット》
NEWSポストセブン
体調不良を理由に休養することになったダウンタウンの浜田雅功
《働きづめだった浜田雅功》限界だと見かねた周囲からの“強制”で休養決断か「松本人志が活動再開したときに、フル回転で働きたいからこそ」いましかないタイミング
女性セブン
いまだ精神鑑定が続く、瑠奈被告
《すすきの頭部切断事件》現場のホテルが格安で売りに出されていた 肝試し感覚で利用者増加、当該の部屋には「報道にあったお部屋です」の説明文
女性セブン
ライブ配信アプリ「ふわっち」のライバー・最上あいさんが刺傷され亡くなった(左・Xより)
《生々しい裁判記録》「3万円返済後に連絡が取れなくなった」女性ライバー“最上あい”さん(22)と高野健一容疑者の出会いから金銭トラブルまでの全真相【高田馬場刺殺事件】
NEWSポストセブン
渡米した小室圭氏(右)と眞子さん(写真/共同通信社)
「さすがにゆったりすぎる…」眞子さんが小室圭さんとの買い物で着ていたロングコートは5万6000円の北欧の高級ブランド「通販で間違えて買った」可能性
NEWSポストセブン
2023年12月に亡くなった八代亜紀さん
《没後1年のトラブル勃発》八代亜紀さん、“私的写真”が許可なく流出する危機 追悼CDの特典として頒布予告、手がけるレコード会社を直撃
女性セブン
おもてなし計画を立てる大谷翔平(写真/アフロ)
【メジャー開幕戦】大谷翔平、日本凱旋でチームメートをおもてなし計画 選手の家族も参加する“チームディナー”に懇意にしているシェフを招へいか、おすすめスポットのアドバイスも
女性セブン