『ジョークで読む国際政治』の著者でジャーナリストの名越健郎氏はジョークに対して非常に造詣が深い。そんな名越氏からイラン情勢にまつわるジョークを教えてもらった。
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【米国の国家安全保障担当スタッフがオバマ大統領に報告した】
「イラン情勢でグッドニュースとバッドニュースがあります。悪いニュースは、イランが遂に核兵器を保有しました」
「良いニュースは何だ」
「核の運搬手段はラクダです」
【イランのアフマディネジャド大統領がオバマ大統領を「無能な大統領」とこき下ろすのを聞いて、共和党のロムニー大統領候補が言った】
「イランからもお墨付きをもらった」
(オバマ大統領は核開発を続けるイランへの制裁強化法に署名し、「あらゆる選択肢を取る」と警告。イラン側がホルムズ海峡封鎖を警告するに及んで、新たな湾岸危機が到来した。大統領選の年は民族・愛国主義が台頭しやすく、双方の誤算で重大な事態を招きかねない)
※SAPIO2012年3月14日号