東日本大震災から1年が経とうとしている。復興にあたっては米軍や自衛隊の活躍が大きな話題となったが、そんな彼らに対し、「一生懸命活動する彼らにお礼がしたい」という一般のボランティアからの要請を受け、180人分のピザを提供していた地元の宅配ピザチェーン店があった。
それは株式会社ストロベリーコーンズ。宮城県仙台市で創業した宅配ピザチェーンだ。
同社はこれまで様々な形で被災地を支援してきたが、昨年4月には被災地で“トモダチ作戦”を展開していた米軍部隊に対して「一生懸命活動する彼らにお礼がしたい」という一般のボランティアからの相談を受けたとのこと。日本で支援活動をする彼らにとって、食べたいものを考えたとき、ピザだ!と思い至ったというのだ。岩手、宮城、福島に52店舗を展開していた同社自身も、震災に際して塩釜、気仙沼、石巻の3店舗が津波で流されてしまっていたが、そのアイディアに快諾し、ピザを贈ることを決意。
この時の模様はYouTubeで確認することができ、動画には米軍や自衛隊の隊員たちが笑顔でピザをほおばる姿が映し出されている。コメント欄には「見てるこっちも笑顔になる」、「頂く時にお祈りをしてからピザを食べるシーンに感動」といった内容の書き込みが並んでいる。
なお、昨年5月には塩釜店がリニューアルオープン。そして石巻駅前店は、震災から約11ヶ月の時を経た今年2月10日、石巻市穀町から中里へと移転して、石巻店リニューアルオープンに至っている。