【書評】『K-POP』(田月仙/小学館/1470円)
日本での韓流ブームが起きる中、在日コリアン2世である声楽家が、日韓の歴史をたどりながら、そのブームの源流を訪ねて歩く。
かつて〈韓国では「日帝時代」への反発から、日本の大衆文化が禁止されており、日本の歌は放送〉できなかったはずなのに、なぜ当時いしだあゆみの『ブルー・ライト・ヨコハマ』が大ブームとなったのか――ほか「少女時代」誕生の背景、大御所へのインタビューなど計12のテーマからなるノンフィクション。
※週刊ポスト2012年3月16日号