「日本を救うのは、政治家でも官僚でもない。ずばり、スナックなんですよ!」
そう熱弁をふるうのは、浅草キッドの玉袋筋太郎。スナック突撃番組をレギュラーで持ち、最近もスナック本『浅草キッド 玉ちゃんのスナック案内』を出版するほど“スナック道”を説いてやまない玉袋氏が、横浜・野毛のスナック『うらら』とママの佐藤麗子さん(64歳)を訪れた。そこで、「How to スナック」5箇条を伝授してくれた。
【1】漢字一文字の店に名店多し!
「漢字一文字のお店って、老舗店であることが多いんだ。名前は先につけたもの勝ちだからさ。老舗ってことは、お客さんから長年愛されてきたって証拠だから、名店の確率が高いんだな」
【2】人柄が偲ばれるママの手料理でゆるむ!
テーブルにつき、杯を重ね、タバコを一服するかしないかの絶妙な間で出されたのが、麗子ママ特製のいなり寿司とおでん。もてなしの手料理を食べてまずはリラックス。
【3】カラオケの選曲に迷ったら、デンモクに頼れ!
「デンモクの履歴は、その店で好まれる曲の宝庫。初めてのお店ではそれを参考に1曲目を歌うといい。お、分かってるじゃんコイツ! と思われたら、もう仲間。居心地は格段に良くなるよ」
【4】人生経験の豊富なママは最高のカウンセラー
会社を経営していたご主人が早くに他界し、白血病も患った麗子ママだが、病魔に打ち克ち、58歳で一念発起してスナックママに。人生の先輩の話に耳を傾けよう。
【5】貼り紙チェックも密かな楽しみ
「トイレの注意書きなんだけど、いいね。お客さんに気持ちよくマナーを守らせたいってママの気持ちが汲み取れる。こういうのを眺めるだけでも楽しいもんだよ」
撮影■ヤナガワゴーッ!
※週刊ポスト2012年3月16日号