最近はカラオケで洋楽を歌う人も増えているというが、いったいどれくらいの人が英語の歌詞を理解できているのだろうか? 宮城県に住む専業主婦Wさん(44才)の夫(51才、長距離トラック運転手)も洋楽を歌うひとりだというが、英語力のほうはどうやら怪しいものらしい。そんな洋楽バカ夫に、妻がキツイ言葉を投げかける!
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なんの取り柄もないダンナのたったひとつの特技が英語の歌。エリック・クラプトンの大ファンで、彼の歌なら「なんでもこい。いつでもこい」と大いばりなの。クラプトンって、ここ数年、何回も来日公演しているんだけど、そのたびにオッカケしてて仕事にならなくてさ。家族としてはホント、いい迷惑よ。
うちのダンナの英語力? 「ハブもテイクもゲットも、どういう意味かよくわかんない」ってレベルよ。なのに歌うときだけすごく達者なの。感情込めて、ちゃんと歌える。
ダンナの運転手仲間でも「シャレ者で通ってる」とか「ガクのある人は違うっていわれた」だの。その話題になると鼻をぴくぴくさせて自慢話が止まらないからヤんなっちゃう。
「長距離トラックの運転手はみんな演歌ファンだと思ったら大間違い。そういうの、偏見っていうんだ。だけどクラプトンのかっこよさ、語りあえる同業者ってあんまりいないよなぁ」
ちょっと水を向けると、語る、語る。盆に正月、法事に結婚式、新築祝い。親戚の集まりには「ではそろそろ、ですか?」とマイクを取り出して歌っている、本人も意味のわからない歌を「かけつけ3曲」って、たいがいにしてほしいわ。
※女性セブン2012年3月22日号