何事もなかったかのように、とはいわない。しかし、1年前とは明らかに違う“動”の気配が写し出されていた。それは、生きるということへの強い思い――「3.11」から1年、被災した場所はいまどうなっているのか。
2011年3月の東日本大震災当時、宮城県名取市閖上のローソンには津波に流された車がガラスを突き破り、3台も店内に流れ込んだ。
2011年12月に新装され(写真は2月)、1台の車の持ち主が「この店に流されたおかげで、生き延びることができた」と礼に訪れたという。
撮影■渡辺利博
※女性セブン2012年3月22日号