『メルマガNEWSポストセブン』では、ビートたけし、櫻井よしこ、森永卓郎、勝谷誠彦、吉田豪、山田美保子…など、様々なジャンルで活躍する論客が、毎号書き下ろしの時事批評を展開する。ここでは3月9日に配信された6号より「吉田豪の今週のオピニオン」から小向美奈子スペシャルインタビューの一部をお届けする。
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──小向さんの自叙伝『いっぱい、ごめんネ。』(徳間書店刊)を読んで何に衝撃を受けたって、「15歳で最初に水着写真集を撮ったとき、すでに私のお腹には子供がいた」という告白で。アイドルの水着写真集って、そういうこともあるのか、という。
小向:いまだったら結構ありそうじゃないですか。いきなり辞めて結婚する子、いるじゃないですか。
──いるでしょうけど、さすがに15歳は別格すぎますよ! それを見てオナニーしてた人は複雑だろうなって。
小向:でも実際、デビュー当時からずっといまも応援してくれるファンの人がいるんですよ。その本を読んでの感想が「やっぱりおもしれえや」って(笑)。
──そこまで耐えられる人は相当強いですね。その『いっぱい、ごめんネ。』で、ヤク中でDV癖のある彼氏にレイプ的なことをされた話がありましたよね。嫌だって言ってるのに無理やりヤラれて。
小向:レイプされかけて、ボコボコにしたっていう話じゃなくて? ……あ、それ違う話だ。
──ボコボコにしたことがあったんですか(笑)。
小向:そんなことしないです、元アイドルですから(笑)。
──嫌だって言ってるのに襲われて、「ブラジャーのホックが外され“スライム乳”と自分で名付けた、大きくてやわらかい胸が露わになる」っていう描写があって。なんでこの緊迫した場面で「スライム乳」ってフレーズが出てくるんだろうと思ったんですよ。
小向:おかしいのよ。そこがあるからわかんなくなっちゃって。
──正直、笑わそうとしてるのかと思いました。
小向:あ、笑い取れるわ。なんか、ちょっと読み直したほうがいいですよね。だから、すごい原稿を直したんですよ。向こう(出版社サイド)が出したいのはもうちょっと官能的なものっていうか、エロを入れたいみたいで、直されて。お互い直し合いでしたからね。
──そうだったんですか! たしかに官能描写が多いなとは思ってたんですよ。
マネージャー:最初に上がってきた原稿は、ほぼ官能小説でした(笑)。
──ダハハハハ! 覚醒剤で捕まった後だから、流れ的には反省のムードを出さなきゃいけない本のはずなのに、なんでそっちに針を振ってるんだっていう(笑)。
※上記の記事全文は現在配信中の『メルマガNEWSポストセブン』6号で読めます。