禁煙エリアが増えて、愛煙家には厳しい世の中になりつつある昨今。公共の場だけでなく、家の中でも禁煙となっている家庭も多いようだ。そんななか千葉県在住のHさん(37才、パート)の家庭でも禁煙となったという。しかしながら愛煙家の夫(48才、メーカー勤務)はなんだかんだでたばこを吸おうとするというのだが…。そんな夫にHさんが嘆きの一言!
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最近、家をリフォームするのに業者を呼んだら、壁紙を見て「随分、長いこと野放しにしましたねぇ」と笑われた。リビングの白い壁は夫のたばこのせいで真っ黄色。壁紙張り替え代26万円!
「次はお小遣いから差し引く」ときつくいうと夫はベランダで吸うようになったんだけどさ。それでもたまに換気扇の下で吸ってたの。見つけるたびに「あのさぁ、ひと箱いくらだと思っているの?」といってたら、いつの間にか吸わなくなった。もしかして私の小言のおかげで禁煙成功? なんてほくそ笑んでいたけど、とんでもなかったわよ。
先日、ママ友の家族とファミレスで食事をしたときのこと。店員さんが「禁煙席と喫煙席、どち…」ぐらいのタイミングで夫は「喫煙席で!」。
「小さい子供もいるのに」といいかけたけど、あいにく禁煙席は満席で喫煙席はガラガラ。「いいよ、早く座れたほうが」と友達もいうから、喫煙席にしたの。「だよなぁ」と、夫はニッコニコでドカッと席に座った途端、いっさい会話もなくスパァ~、スパァ~と。
「ね、いい加減にしたら…」って小声で夫のわき腹をつつくと、「いいんだ。お前の友達だって“早く吸われたほうがいい”っていってくれたんだから」とすごい誤解。
※女性セブン2012年3月22日号