3月16日、東京駅一番街にある『東京キャラクターストリート』に、『ミッフィースタイル東京駅店』や『ハローキティショップ東京駅店』など、新たな3店舗がオープンした。
同ストリートを運営する東京ステーション開発営業部の宮本百合子さんは、「大人気の『リラックマ』や『カピバラさん』の限定商品の発売日には、開店前に100人以上が並ぶこともあります。女性ファンが多いイメージがあるかもしれませんが、列の約半分を男性が占めるときもあるんですよ」と話す。「親子3代で、キャラクターを教え合いながら楽しんでいる姿も見られます」(宮本さん)。
キャラクターマーケティングやリサーチを行う『キャラクターデータバンク』の発表によると、2010年のキャラクター商品小売市場は、約1兆6千億円。1999年のピーク時に比べると減少傾向にあるが、まだまだ大きな市場だ。
とはいえ、日々新キャラが誕生し、競争も熾烈になっているが、どのようなキャラが生き残っていくのだろうか。商品ジャーナリストの北村森(もり)さんはこう分析する。
「今後は、素人が作ったような、突っ込みどころ満載のキャラクターと、プロがしっかりと作りこんだキャラクターの2タイプが存続すると考えられます。
これまでのように、“子供だけ”、“女性だけ”にウケるのではなく、年代や性別を超えて愛されるキャラクターがブームになる可能性が大きいといえるでしょう。
2世代、3世代に売れるキャラに育てば、10年は人気が続きます」
親子でキャラクターを楽しんでいるといえば、アニメ・漫画好きを公言している西村知美。いまは、森の妖精5兄弟『モーリーズ』がお気に入りだという。これはパチンコホール『ダイナム』のキャラクターで、現在本誌連載で『モーリーズ げんきのたねをさがして』としてストーリー展開されている。キャラクターから派生した読み物として、大人にも子供にも人気だ。
※女性セブン2012年3月29日・4月5日号