いくらダンナが偉そうにしていても、結局は妻の手のひらの上で踊らされているだけ。いつの時代も、世の夫たちは妻から「バカダンナ」だなんていわれてしまうのです…。しかし「バカダンナの何が悪い!」と持論を展開するのはコラムニストのカーツさとう氏(49才)。サブカル路線から料理コラムなど、幅広い執筆活動を繰り広げるカーツさんが「バカダンナ論」を語る!
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バカダンナ? 結構じゃない。だってバカダンナって頭が悪い奴のことじゃないと思うんだよね。
これがさあ、“バカ男”になるとシャレになんない。人に迷惑をかけたりするような社会不適合者だったりするからね。
オレも仕事に集中すると風呂に平気で3日間とかはいらなかったりする。そこまでいくと当然、女房に怒られて、ようやくはいるんだけど、一応、それまでも気は使っているよ。くさいと思われないぐらいの距離を持って接するとかね。
でもさ、夫なんてバカぐらいがちょうどいいんだよ。夫婦間なんて女性が上位のほうがうまくいくと思う。男がバカで女がお釈迦様で手のひらでうまーく転がすというか。
オレらだってわかってんだよ。女房に怒られているうちが華だって。だから夫婦間のコミュニケーションだってうまくいっているんじゃないかな。
“バカ男”って思われない限りは、オレら男は“バカダンナ上等!”って思うなァ。
※女性セブン2012年3月29日・4月5日号