コーチ経験がないまま采配を振るうことになった日本ハム・栗山英樹監督。テレビで売った爽やかさと理論武装が売りの一方で、選手とのコミュニケーション力に疑問符がついているという。
「ある選手は、“理想論をしたり顔で説教するし、上から目線が気に入らない”と吐き捨てていた」(番記者の一人)
主砲・中田翔が結婚を発表すると、すかさず「選手は早く結婚した方が責任感が出るし野球観も変わるからいい」と祝福したところ、中田から、「監督は結婚してないでしょ?」 と呆れられる始末。
「そもそも本当に勝つ気があるのか」という指摘も出ている。野球論を語ってはいるが、コーチ陣は梨田昌孝・前監督からの居抜きのため、“栗山理論”は浸透せず。ダルビッシュが抜けた18勝分の穴埋めもできていないため、「昨年の成績から見ると70敗は堅い」(日本ハムOB)といわれている。
※週刊ポスト2012年3月23日号