「I am so frustrated at Japanese media」(私は日本のメディアに不満を感じている)
36歳、全国最年少市長のあまりにストレートな物言いに地元が揺れている。
先月末、フェイスブックに英語でメディアへの不満をぶちまけた滋賀県大津市長の越直美氏(36)。弁護士としてアメリカで活動していた越氏は昨年帰国し、今年1月に鳴り物入りで市長に就任。夕刊フジからは“かわいい”と評されるなど、見映えのするルックスや大きく胸元の開いたアメリカ仕込みのファッションでも注目を集めた。
就任当初はマスコミとの関係も良好だった。例えば、毎日新聞にはこんなゆる~いインタビュー記事が。
〈気がつけば、まだ独り身。「それが大問題。私、子供ほしいですから。政治活動も婚活もしっかりやらないと。アハハ」〉(2月7日付夕刊)
それが、今や個別取材もままならないというのだ。冒頭の発言について、全国紙の担当記者はこう話す。
「記者会見の時に市長が発言した後、記者が個別質問をするんですが、その質問に市長はうなずいている。そのうなずいた部分が報じられて、自分がその前に話したことが報道されていないということで、不信感が募っていったみたいです。周囲に『メディアは信用できない。私が発言したことだけ報じていればいい』といっていたとも聞きます。こちらも、あの発言の真意を本人に尋ねましたが、『あれ以上でも以下でもない』と答えようとしなかった」
本誌の取材に対して、越市長は、「地元メディアとの間に、何か問題があったとは思っておりません」と回答した。
※週刊ポスト2012年3月30日号