『メルマガNEWSポストセブン』では、ビートたけし、櫻井よしこ、森永卓郎、勝谷誠彦、吉田豪、山田美保子…など、様々なジャンルで活躍する論客が、毎号書き下ろしで時事批評を展開する。本サイトでは3月16日に配信された7号より4回にわたって「勝谷誠彦の今週のオピニオン」を全文公開中。
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福島第一原発の事故について、政府は議事録が残っていないというが、それは考えにくい。大昔から官僚というものは、何事も文書化する「文書のお化け」である。
日本国政府の中に「嘘つきども」がいるのならば、いまこそ司直の出番ではないか。さまざまな調査委員会や第三者による検証などが行われている。しかし日本国の最強の調査機関は検察でしょう。
東京地検特捜部は、度重なる汚名を張らすべく、ただちに捜査を開始するべきである。グダグダと、もう完全に泥沼に入っている小沢一郎民主党元代表の政治資金騒ぎなどにかまっている場合か。
事故発生時に菅直人首相が率いる政府に「不手際」があったことを否定する人はもはやいまい。問題はそれが「瑕疵」なのか「未必の故意」なのか「犯罪的な所業」なのかということだ。
そのことを判定するのは調査委員会でも、国会ですらない。司法当局である。
(続く。次回は3月22日午前7時に公開予定)
※上記の記事全文は現在配信中の『メルマガNEWSポストセブン』7号で読めます。