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足裏に落書きされた肥満妻 腹が邪魔して落書き内容解読不可

 夫婦の日常も様々だが、あらゆる夫婦のエピソードが、漫談家の綾小路きみまろにメールや手紙で続々と寄せられている。今回寄せられたのは、運輸会社勤務のご主人(57歳)。奥様(52歳)とは同じ寝室で、布団は別々だそうです。

 * * *
 夜中にトイレに起きると、眠れなくなるんです。隣の布団では気持ちよさそうに寝息を立てる妻。「久しぶりに頑張ろうかな」と、妻の布団に忍び込み、後ろから抱きつくと、「な、何すんのよ! どいて! シッ、シー!」なんだ、その追い払い方は? オレは犬か!

 この前なんか、熟睡している妻の足の裏に黒ペンで「起きやがれ」と落書きをしてやりました。ところが、朝になっても全然気付かず、夜、入浴中に「アナタ、ちょっと来て! 私、病気みたい」覗くと、「足の裏を拭いたら、タオルが真っ黒なの。黒土病って土踏まずが黒くなる病気じゃなかったかしら?」って、違うよ! 「黒土」じゃなくて、「黒吐病」で、足の病気じゃなくて、黄熱病!

「自分で足の裏を見て確かめてみろよ」

「見られないからアナタを呼んだんじゃないのよ!」

 自分の足の裏も覗けないほどの3段腹になっちゃって……。「怖いわ! 今夜は眠れないかも」という女房に、何だか溜飲の下がる思い。いたずら書きだってことは秘密にしておこうっと!

※週刊ポスト2012年3月30日号

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