加藤茶やラサール石井など、芸能界では年の差婚がブームだ。「あんな若い嫁さんもらいやがって」とやっかみの声も多い年の差婚。だが、現実的には、年齢差相応の問題点もあるようだ。45歳の時に20歳年下の女性と結婚し、10年目を迎えた男性が打ち明ける。
「大卒で新入社員として入社してきた彼女と不倫関係になり、妻と離婚して彼女が25歳の時に再婚。結婚して数年はお互いにセックスを求めるタイミングもぴったりあって、本当に最高でした。でも今はもうダメ。彼女はますますセックスに積極的になるけど、私のほうは減退していく一方。迫られるたびに言い訳をして断わる自分が情けない」
こうしたギャップは女性の側も感じているようだ。15歳年上の男性と結婚して20年目の40代女性がいう。
「20代後半で結婚した頃は、旦那が同年代の男性に比べてずっと大人で、セックスも優しくてとても満足できました。でも、この頃は夫の衰えを感じてしまって……。最近、パートに出始めたのですが、昔はあんなにバカにしていた20代の若い男性社員に惹かれてしまっています」
出会った時は性欲レベルがピッタリでも、40代50代の男性は下降していく。かたや20代女性の性欲は年を重ねるごとに高まる一方。これでは結婚生活を続けるうちにバランスが崩れてしまうのも仕方がない。
ただし、浜松町第一クリニック院長の竹越昭彦氏によると、男性ホルモンが増える可能性もなくはないという。
「人間の体というのは不思議なもので、使わない臓器は委縮していきます。ところがそこで、若い奥さんをもらったりすると、元気に活性化し、再び男性ホルモンが微増する可能性があります」
※週刊ポスト2012年4月6日号