夫婦の日常も様々だが、あらゆる夫婦のエピソードが、漫談家の綾小路きみまろにメールや手紙で続々と寄せられている。今回寄せられたのは、ご主人(36歳)が不動産会社勤務の奥様(34歳)。結婚5年ですが、まだ子宝に恵まれません。
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生理が遅れていて、2~3日前からムカつきも。4月1日、夫はゴルフに出掛け、私は病院へ。結果は妊娠ではなく、吐き気も胃腸の調子が良くなかっただけみたいです。
そのせいか、アゴのところにおできが。妊娠を期待している夫に「ごめんね、違ったみたい」とメールしようとしたのですが、ちょっとイタズラ心が。まずは「できちゃった!」とメール。その後、アゴのおできを撮って、「できたのは赤ちゃんじゃなくて、おできでした。残念!」と写メを送るつもりが、すっかり忘れてしまいました。
帰宅して家事に追われていると、「ピンポーン」と玄関のチャイムが。「おめでとう!」隣町に住んでいる姉です。私のメールを見た夫が、さっそく姉に連絡したらしいんです。
「ち、違うのよ」と姉に説明すると、「そんなウソをついてどうすんのよ!」ウソをついたつもりはないんです。写メをうっかり忘れただけなんだけど……。
「彼、『ゴルフを早めに切り上げて帰ります』っていってたわよ。ウソだったって早く連絡しないと!」と姉にいわれ、メールしました。「今晩からまた子作り頑張りましょう」にハートマークをいっぱい付けて。
でも、夫からの返信メールは「何が『頑張りましょう』だ! 今晩から当分、ベッドは別々だ!」という文に怒りマークがたくさん付いていました。トホホ。
※週刊ポスト2012年4月6日号