ビートたけし、櫻井よしこ、森永卓郎、勝谷誠彦、吉田豪、山田美保子…など、様々なジャンルで活躍する論客が、毎号書き下ろしで時事批評を展開する『メルマガNEWSポストセブン』。3月30日配信の最新号9号では、ビートたけしが、震災から1年経った3月11日のテレビについて、その率直な考えを述べる。
* * *
あの大地震から1年が経って、「3.11」にはどこも震災特番を組んでたけど、どうしてテレビってのは、ああも横並びの内容になっちまうんだろうね。アナウンサーがみんな被災地に行ったり、どのチャンネルをつけても一緒だよ。
その点、普段通りに2時間ドラマの再放送をやってたテレビ東京は偉いと思うぜ(笑い)。視聴率も相当よかったらしいしね。ホントだか知らないけど、テレ東は田中角栄逮捕の時にもアニメをやってたっていうし昔から一貫してるよな。ちなみにその日の東スポの一面は「猪木血だるま」だったって(笑い)。
こんな日に、震災以外の番組をやってるっていうと、「不謹慎だ」「ケシカラン」なんていう人もいるけど、はたしてそうなのかね。緊急時は別にして、頑なに姿勢を崩さない、自分たちのファンを裏切らないってことも大事だと思うけどね。それが「文化」ってヤツなんじゃないか。
※上記の記事全文は現在配信中の『メルマガNEWSポストセブン』9号で読めます。