アンドレ・キャラビ(Andre Calabuig)氏は、1927年フランス生まれの84歳。同国ペンクラブの会員だ。日本では『目からウロコのヨーロッパ』などの著書がある。日本在住 40年以上の親日家だが、どうも最近、このニッポンで目に余る出来事が多い。マナー、お金、日本語、女性、子供……。そのキャラビ氏が、いまの日本人に向 けて、箴言集で発する痛烈な「キャラビズム」。さて、あなたはどう受け止めるか? 今回は、「電車」編である。
* * *
●Grand-mère tu fais asseoir ton petit-fils dans le train oubliant souvent qu‘il ne mourra pas de fatigue alors que cela pourrait bien t’arriver
おばちゃん、電車の中で孫を座らせて、自分が立っていてもいいけど、子供は疲れていても簡単に死なない。でも、あなたが疲れたら死ぬかもしれない!
●Les demoiselles qui se maquillent dans le train ne peuvent pas voir les regards méprisants des autres voyageurs!
電車の中でお化粧している女性の鏡には、映っていない周りの人の軽蔑の目線は映っていない!
●Jusqu‘a présent,dans les train,seuls les hommes écartaient les jambes en s’asseyant, de nos jours beaucoup de femmes les imitent
今までは電車の中で男性だけが足を広げって座っていたが、最近女性も目立つようになった!