皇太子ご夫妻は3月26日、皇居に参内され、療養中の天皇陛下をお見舞いされた。この度の皇太子ご夫妻のお見舞いは、とりわけ雅子さまには、これまでにない思いが込められていたという。
実はこの前々日の3月24日、赤坂御用地(東京・港区)内にある東邸で、昨年10月に満20才になられ、成年皇族の仲間入りをされた秋篠宮家の長女・眞子さまの成人を祝う会が催された。
皇室関係者はそのときのことをこう振り返る。
「会には、両陛下もご出席になりました。ご療養中の陛下がこの会に出られたのは、眞子さまを心から祝福されたいと、そう思われたからではないでしょうか」
会には、黒田慶樹さん、清子さん夫妻も駆けつけたが、東宮家からは皇太子さまだけが出席になり、雅子さまは欠席された。
皇太子ご一家のお住まいである東宮御所は、この東邸と同じ敷地内にある。前出の皇室関係者は次のように話す。
「歩いても行ける所なのに、せめてお顔ぐらいお見せになればいいのに…と、どうしても思われてしまいますよね。一部では“やはり、東宮家と秋篠宮家の間がしっくりいっておらず、雅子さまは、ご出席を控えられたのか”などという声さえあったといいます」
だが、いま雅子さまは、精神的にとても不安定な状態の中においでになられるという。何もしたくないという“気力減退”の兆候がおありなのではとの指摘もある。
これまでは愛子さまの登校に付き添わなければという強いお気持ちがおありだったが、通学問題も解消されたことから、雅子さまは気力を失われたのではないかというのだ。宮内庁関係者はこう続ける。
「そういう不安定な状態で秋篠宮家のお祝いに出かけ、体調を崩すことでもあれば、両陛下はじめ、みなさまにさらなるご心配をかけてしまうのではと、雅子さまは懸念されたのだと思います。
いまは何をおいても陛下のお見舞いだけは実現したいという強い思いがおありなのです。その実現のために、あえて眞子さまのお祝いの会へのご出席を控えられた。そこには、雅子さまの並々ならぬご意志があったような気がしてなりません」
※女性セブン2012年4月12日号