女子アナ界に「カムバック賞」があれば、受賞間違いなしが夏目三久(27)だ。
2009年、ベッドの上でコンドームを持ってスマイルする衝撃のハレンチ写真が流出。“カメラを向けた男は誰なのか”と話題になったが、これをきっかけに夏目はテレビから姿を消した。
しかし2011年1月に退社してフリーになった後、彼女に運がめぐってきた。復帰作となった『マツコ&有吉の怒り新党』(テレ朝系)で、ブレイク。「2%台の前番組の視聴率を6%に跳ね上げた」(同局社員)ことが評価され、続々と仕事のオファーが舞い込んだのである。超有名ブランド「ブルガリ」のブライダル・フェアのモデルに、ラジオパーソナリティ。夏目が局入りする際は、幹部クラスが玄関まで「お出迎え」するという逸話まで生まれた。
こうなると、古巣日テレも黙って見ていられなかった。同局スタッフがいう。
「夏目の活躍を見て、日テレサイドは、4月からのバラエティ番組出演をオファーしていたようなんです。時間帯はゴールデン、ギャラもかなりの高額を提示したらしい」
厚待遇での凱旋は、夏目本人にとっても誇るべきことだ。どうやら日テレ側は「必ず受けてもらえる」と踏んでいたらしい。
「しかし、夏目サイドは“恐れ多い”とオファーを断わった。局内では、“コンドーム写真事件の時に会社がしっかり守ってやらなかったことが尾を引いているんじゃないか”という話になっている。そもそも夏目さんは、おじいさんが一代で運送会社を興し、父親もIT企業の経営者という大資産家の家系。ギャラの多寡よりメンツを重んじるタイプですからね。局の上層部は“もっと慰留しておけばよかった”と後悔しているはずですよ」(前出スタッフ)
※週刊ポスト2012年4月13日号