昨年、2010年まで7年連続で獲得していた視聴率三冠を日本テレビに奪われ、尻に火がついているフジテレビ。最大の課題は、午後2~4時の時間帯という。
昼のワイドショーとして、午後2~4時の時間帯の視聴率トップをヒタ走る『ミヤネ屋』(日本テレビ系)追撃へ、満を持して4月2日からスタートするのが『知りたがり!』だ。
フジにとっては12年ぶりとなる昼のワイドショー復活。元NHKの住吉美紀(38)をスカウトし、局のエース格である伊藤利尋アナをメインキャスターに据える力の入れようだ。しかし、早くも局内からは「敗戦ムード」が漂ってくる。情報番組スタッフがいう。
「実はこの番組に“秘密兵器”として投入されるのが、あの高橋真麻アナ(30)なんです。最近はタレントにイジられる“キワモノキャラ”として人気なのは確かですが、今回は各局のニュース、ワイドショーをチェックする『テレビまぁさぐり』という重要コーナーを任される。スタッフの間では“真麻に頼っているようじゃ勝負はついてる”“ちゃんと番組を回せるのか”と不安いっぱいですよ。スタッフに高橋英樹グッズを配ったりしてくれる明るいいい子なんだけどね」
バラエティでの活躍や、“処女アナ”という伝説でファンに支持され、昨年のオリコンの人気女子アナランキングで8位に躍進した真麻。しかし局内からは、本業の実力を問う声ばかり。
新番組で名実ともにブレイクするか。
※週刊ポスト2012年4月13日号