ライフ

酢を摂ると疲れにくくなり内臓脂肪減少に効果との研究結果も

 疲れがたまって食欲がないときでも、お酢を使ったさっぱりした料理なら食べられる、という人は多い。お酢には、食欲を増進する作用があり、その一方で、疲れた体そのものを素早く癒す働きがあることもわかっている。

 疲れを回復するには、食べものや飲みものを摂ってエネルギーを補うことが必要なのはいうまでもないが、このときお酢を一緒に摂ると、体のエネルギー源のひとつ、グリコーゲンが効率的に補充されるのだ。

 日常的にお酢を摂れば、疲れにくい体をつくることにも役立つ。

 近年の研究によって、お酢にはさまざまな健康作用があることも明らかになってきている。そのひとつが内臓脂肪の減少効果。なんと、お酢を毎日継続的に摂ると、肥満気味の人の内臓脂肪が減少することが、科学的に証明されたのだ。

 内臓脂肪とは、内臓のまわりにつく脂肪で、これが溜まると、高血糖や高血圧などを引き起こし、メタボリックシンドロームにもつながるといわれているやっかいなもの。それが、お酢を摂ることで減少できるなら、取り入れない手はない。しかもこの研究では、同時に体重や腹囲を下げることも確認されている。つまり、ダイエットにも有効というわけで、まさに一石二鳥。

 このほか、高めの血圧を下げる、高めの血中脂質を下げる、食後の血糖値の上昇を穏やかにするなどの働きがあることも証明されている。お酢は健康にも美容にも頼もしい味方であることが再認識された。

 女性は男性に比べて骨が細く、妊娠や授乳などによってカルシウムを消費しやすい。そのうえ、更年期になると、女性ホルモンの分泌減少にともなって骨量が減りやすくなるといわれている。

 また、現代の日本人は慢性的にカルシウムが不足しがちで、カルシウムは体内に吸収されにくい栄養素でもあるため、カルシウム不足は深刻な問題になっているのだ。

 そこで、お酢。お酢の主成分である酢酸には、カルシウムそのものを体内に吸収しやすくする働きがある。お酢で煮たり、漬けたりした小魚は骨まで軟らかくなって丸ごと食べられるし、副菜を酢のものにするのもよい。サワードリンクにしておいしく楽しむのもいい。

※女性セブン2012年4月19日号

関連記事

トピックス

歌舞伎俳優の中村芝翫と嫁の三田寛子(右写真/産経新聞社)
《中村芝翫が約900日ぶりに自宅に戻る》三田寛子、“夫の愛人”とのバトルに勝利 芝翫は“未練たらたら”でも松竹の激怒が決定打に
女性セブン
胴回りにコルセットを巻いて病院に到着した豊川悦司(2024年11月中旬)
《鎮痛剤も効かないほど…》豊川悦司、腰痛悪化で極秘手術 現在は家族のもとでリハビリ生活「愛娘との時間を充実させたい」父親としての思いも
女性セブン
ストリップ界において老舗
【天満ストリップ摘発】「踊り子のことを大事にしてくれた」劇場で踊っていたストリッパーが語る評判 常連客は「大阪万博前のイジメじゃないか」
NEWSポストセブン
紅白初出場のNumber_i
Number_iが紅白出場「去年は見る側だったので」記者会見で見せた笑顔 “経験者”として現場を盛り上げる
女性セブン
弔問を終え、三笠宮邸をあとにされる美智子さま(2024年11月)
《上皇さまと約束の地へ》美智子さま、寝たきり危機から奇跡の再起 胸中にあるのは38年前に成し遂げられなかった「韓国訪問」へのお気持ちか
女性セブン
野外で下着や胸を露出させる動画を投稿している女性(Xより)
《おっpいを出しちゃう女子大生現る》女性インフルエンサーの相次ぐ下着などの露出投稿、意外と難しい“公然わいせつ”の落とし穴
NEWSポストセブン
田村瑠奈被告。父・修被告が洗面所で目の当たりにしたものとは
《東リベを何度も見て大泣き》田村瑠奈被告が「一番好きだったアニメキャラ」を父・田村修被告がいきなり説明、その意図は【ススキノ事件公判】
NEWSポストセブン
結婚を発表した高畑充希 と岡田将生
岡田将生&高畑充希の“猛烈スピード婚”の裏側 松坂桃李&戸田恵梨香を見て結婚願望が強くなった岡田「相手は仕事を理解してくれる同業者がいい」
女性セブン
電撃退団が大きな話題を呼んだ畠山氏。再びSNSで大きな話題に(時事通信社)
《大量の本人グッズをメルカリ出品疑惑》ヤクルト電撃退団の畠山和洋氏に「真相」を直撃「出てますよね、僕じゃないです」なかには中村悠平や内川聖一のサイン入りバットも…
NEWSポストセブン
注目集まる愛子さま着用のブローチ(時事通信フォト)
《愛子さま着用のブローチが完売》ミキモトのジュエリーに宿る「上皇后さまから受け継いだ伝統」
週刊ポスト
イギリス人女性はめげずにキャンペーンを続けている(SNSより)
《100人以上の大学生と寝た》「タダで行為できます」過激投稿のイギリス人女性(25)、今度はフィジーに入国するも強制送還へ 同国・副首相が声明を出す事態に発展
NEWSポストセブン
連日大盛況の九州場所。土俵周りで花を添える観客にも注目が(写真・JMPA)
九州場所「溜席の着物美人」とともに15日間皆勤の「ワンピース女性」 本人が明かす力士の浴衣地で洋服をつくる理由「同じものは一場所で二度着ることはない」
NEWSポストセブン