高架下といえばサラリーマンが集う大衆酒場というのが相場だが、どうやら変わりつつある。最近ではショッピングモールや温泉施設がつくられるなど、高架下の活用方法も多彩だ。
東京と神奈川にまたがる京浜急行線の黄金町駅~日ノ出町駅間の高架下では、アートプロジェクトが始動。このあたりはかつて“ちょんの間”と呼ばれた風俗エリアだった。2007年頃、警察の摘発によって一掃された後、NPOと横浜市や地域住民らが連携し、風俗街のイメージを変えるためにアートでの街おこしが始まったのである。
「高架下にガラス張りのスタジオを作り、アーティストたちの工房やショップとして使ってもらっています。定期的にバザールなどのイベントも行ない、老若男女問わず楽しめる街へと変わっています」(NPO法人黄金町エリアマネジメントセンター)
撮影■ヤナガワゴーッ!
※週刊ポスト2012年4月20日号