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飲食業の副業 手間の割に利益率が低くあまりお勧めできない

 お金持ちとそうでない人は何が違うのか? 家計の見直し相談センターの藤川太氏が、お金に関する固定観念を解き明かしていくマネーポストの好評連載「お金持ちの方程式」。今回は「収入」についての考え方を解説する。

 * * *
 お金持ちの収入を分析してみると、いくつかの共通点が挙げられます。もちろん収入が高いことはいうまでもありませんが、最大の特徴は、収入源が複数あるということです。

 たとえば、テレビや新聞、雑誌などに登場して資産運用をアドバイスするような著名な経済評論家やファイナンシャルプランナーといった方々は、実は配偶者が高収入だったり、不動産投資などで収益を上げていたり、ご自身の本業以外に財布をいくつも持っているケースが少なくありません。

 にもかかわらず、資産形成の方法を聞かれると、注目の投資先や節約術などを紹介しています。何もウソをついているわけではありませんが、実は本質を語っていなかったりするのです。

 多くの人は自分のスキルをアップして出世することで収入を上げようとします。それ自体、決して悪いことではないのですが、それで実際にお金持ちになれるのは外資系金融機関の花形トレーダーなどごく一部の人間に限られる。本業で頑張ってスタープレイヤーを目指すより、他の収入の道を増やす方がよほど現実的ではないでしょうか。

 しかも、いくらスタープレイヤーまで上り詰めたとしても、長年、第一線で活躍できる人はほとんどいません。私の後輩にプロ野球選手になって、20代で年収2000万~3000万円を稼ぎ出した人間がいましたが、今は普通の会社員になっていて、以前ほどの収入は望むべくもありません。残念ながら、それが現実でしょう。

 そのような現実を目の当たりにし、「今の仕事は水物」と理解しているから、芸能人やスポーツ選手の中には副業に手を出す人が多い。たとえば、かつて一世を風靡した某女性アイドルは現役時代から手堅くアパート経営をして、その収益を得続けていたり、有名なところでは島田紳助さんのようにいくつも副業を持っているようなケースは枚挙に暇がありません。

 ちなみに余談ですが、飲食店経営に乗り出す著名人は多いですが、飲食業というのは手間がかかる割に利益率が低いので、実はあまりお勧めできません。

(連載「お金持ちの方程式」より抜粋)

※マネーポスト2012年春号

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