4月6日、皇太子妃雅子さま(48才)の近況について、東宮職医師団が異例の見解を発表した。これは、小町恭士・東宮大夫が定例会見で述べたもので、「お疲れがたまり、体調が崩れやすくなられている」という内容だった。この「お疲れ」について、小町東宮大夫は、2010年3月にいじめ問題が発覚して以降、雅子さまが1年9か月にわたって、愛子さまに同伴登校されたことが原因と説明した。
実は、始業式を前にしたこの春休み、そんな雅子さまの“お疲れ”をさらに増幅させるようなでき事が起こっていた。
5年生に進級された愛子さま。5年生からは授業の一環として、児童全員が参加するクラブ活動がスタートする。どのクラブを選ぶかは、4年生の3学期に申し込みが行われ、愛子さまが希望されたのはバスケットボール部だった。
楽しみにされていたバスケ部での活動だが、雅子さまのお耳に、不安をかきたてるこんな話がはいったという。
「愛子さまが入部されるバスケ部のメンバーの中に、“いじめっ子”グループのひとりとされている男子児童も含まれていたんです。それを知った雅子さまは大変心配されたそうです」(学習院関係者)
1年9か月という長い月日をかけて、ようやく通常の学校生活を取り戻された愛子さま。しかし、“いじめっ子”と対峙されることで、再び愛子さまの心に不安の芽がもたげてしまうのではないかと、雅子さまが母心から心配されたのも無理はない。逡巡なさった末に雅子さまがとられた行動は、異例ともいえるものだった。
「まだクラブ活動が始まっていないにもかかわらず、雅子さまは学校側に愛子さまの転部を申し出られたそうです」(前出・学習院関係者)
あまりに必死な雅子さまの願いに、学習院側もやむなく検討を始めたという。
「結局、愛子さまがご自分の第一希望を変えることにされたようです。それで、バレーボール部へ転部することが決定したそうです」(前出・学習院関係者)
だが、この一件が学習院初等科のママたちの間で思わぬ波紋を呼ぶこととなった。
「春休み中ではありましたが、一部の保護者に、愛子さまの転部を巡るいきさつが伝わったんです。すると、保護者たちから、“そんな個人的な事情で転部を認めていいのでしょうか”“さすがにやりすぎではないですか”と猛反発の声があがり、学年の保護者の幹事たちが学校側に異議を申し立てたそうです。これを受けて、学習院側は慌てて雅子さまに事情を説明し、事を大きくしないためにも、愛子さまのバレー部への転部を取り止めて、何事もなかったかのようにバスケ部の所属に戻したみたいですよ…」(前出・学習院関係者)
この「転部事件」について学習院に尋ねたところ、「児童の校内での行動記録は個人情報ですので学校からはお答えできません」(学習院広報課)との回答だった。
※女性セブン2012年4月26日号