為替だけでなく、世界の株価指数や原油・金など、あらゆる投資対象にワンストップでアクセス可能なIGマーケッツ証券。世界の金融業界をリードするIGグループの一員として、日本でも投資家の支持を獲得しつつある。IGマーケッツ証券代表取締役社長、小池一弘氏に同社の魅力を聞いた。
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─―IGマーケッツ証券はイギリスIGグループの一員ですが、投資家にとっての魅力は何でしょうか?
小池:日頃みなさんがニュースで目にしている話題をそのまま資産運用に生かせるワンストップサービスが特徴です。為替はもちろん、国内外の株価指数や個別銘柄、金、原油、農産物などのコモディティ、債券など、世界中で取引されている投資対象にワンストップでアクセスできるサービスを提供しています。為替はFX(外国為替証拠金取引)として提供していますし、それ以外のものはCFD(差金決済取引)として提供しています。
とくに、国内の投資家にとってはコモディティになじみのない人が多いと思いますが、CFDなら豊富な品揃えの中から効率的に取引ができます。これまではコモディティに投資する手段は商品先物が主体でした。しかし、商品先物には限月といって取引できる期間に制限があったり、たとえば、原油であれば中東の原油しか取引ができないなど取引銘柄にも制約があります。
しかし、CFDであれば、世界の原油価格の指標となっているWTI原油にも投資が可能です。
─―IGグループはCFDでは世界NO.1の実績がありますね。
小池:はい。多くのお客様にご支持頂いております。IGグループは海外拠点を数多く構えていますが、シンガポールでは2011年にCFDで顧客満足度NO.1として評価をいただいていますし、オーストラリアでも40%以上のシェアを有し、2位以下を大きく引き離しています。
ただ、日本ではまだまだIGグループ、あるいはIGマーケッツ証券の魅力を十分に認知していただいていない面もあります。ですから、今年はイベントやセミナーなどを積極的に開催して、投資家のみなさんとのコミュニケーションの場を多く設けたいと考えています。
このコミュニケーションこそ、IGグループが世界中の投資家のみなさんに支持されている理由なのです。最近は手続きにしても、セミナーしても、あらゆるものがネット上で可能になっていますから、リアルのコミュニケーションが減ってしまっています。弊社では原点に回帰し、お客様との直にふれあうコミュニケーションを大事にしていきたいのです。
――IGマーケッツ証券の強みであるCFDは日本でも今後伸びていくでしょうか?
小池:考えてみれば、FXにしても1998年の外為法の改正から今日まで、13年かけて浸透してきたわけです。CFDは国内に導入されてからまだ数年しか経過していません。また、レバレッジ規制や投資対象ごとに口座が分割されるなど、法規制の面で口座の伸びが制約された一面もあります。
しかし、世界中の投資対象にアクセスできるというCFDの魅力を考えれば、今後、時間をかけて徐々に広がっていくと考えています。
─―今後さらにサービスの拡充などの予定はありますか?
小池:最近、法人口座開設のご要望も多くなっていますので、法人のお客様にもより使いやすい仕様を整えています。法人口座専用のレバレッジもご用意しています。
また、損失が最大7年間繰り越しができるなど、個人口座にはないメリットがあります。十分ご検討の上、ご利用いただきたいと考えています。
※マネーポスト2012年春号