「コメットさん? ええ、いわれます。特に社会人になってから『同じ名前だね』って(笑い)」
そう話すのはバスケットボール日本代表チームの大庭久美子(23・デンソー)。競技の魅力については、笑顔でこう語る。
「一番の魅力はスピード感。展開も速いし、一瞬一瞬での判断力や技術が要求されるんです」
外角からのシュートとスピードが持ち味という彼女は昨年、初めて代表チーム入りした。
「代表に選ばれた時は嬉しさと同時に、日の丸を背負う責任も感じました。代表に相応しいプレーが求められることを痛感しましたね」
代表を経験し成長した彼女は現在、6月の五輪世界最終予選に向けた合宿に参加している。
「合宿では、自分の得意なプレーをアピールして、最終メンバーに残りたいです。そしてロンドンを目指す舞台に立って、五輪本戦への切符を勝ち取りたいですね」
【プロフィール】
■おおば・くみこ/1988年5月17日、福岡県出身。九州女子高卒業後、デンソーに入社。ポジションはガード。身長169cm。最近のマイブームは、アロマやボディクリームの収集。好きな男性のタイプは、尊敬できて、笑いのツボが一緒の人。
撮影■藤岡雅樹
※週刊ポスト2012年4月27日号