プロ入り前から4年間の交際を経て、先月婚約を果たした石川遼。祝福ムードでいっぱいと思いきや、聞こえてくるのは物騒な話ばかり。台風の目は、父・勝美氏だった。
「日刊スポーツが石川の婚約をスッパ抜きましたが、勝美さんはカンカンに怒っているんです」
と話すのは、ゴルフ誌記者。昨年、遼くんの交際報道が出た時も勝美氏とマスコミは大モメしていたが、今回の怒り方はくらべものにならぬほど激しいという。 先の記者が続ける。
「遼くんの婚約は関係者ならみんな知ってました。3月の米ツアーでも、彼女との2ショットを各社おさえています。勝美さんは各スポンサーに根回しをして、発表のタイミングを探っていたんです。それほどスポンサーには気を遣っていたのに、日刊の記事でメンツを潰されたということです」
さらに勝美氏が激怒したのは、今後、石川が米ツアーに参戦する上で、今以上に良い環境が整えられるよう、スポンサーを強化することも考えていた最中の報道だったことも影響しているようだ。別のゴルフ誌記者が話す。
「スポンサー契約の件で、勝美さんは相当ナーバスになっていた。現在、石川はナイキとの契約が進んでいるとされています。ナイキは10年100億円を準備しているという話もある。ですが、ナイキはキャップやウエアに他企業のロゴの同居を認めない総合契約の形をとっています。他の企業とどう折り合いをつけるのか、勝美さんにとっては悩みどころでしょう」
既に日刊スポーツとは和解したというが、この件について石川の所属事務所に問い合わせると、
「スポンサー契約の話は、年中していますが、その内容や意図は話す必要がない」
との回答だった。
※週刊ポスト2012年4月27日号