アンドレ・キャラビ(Andre Calabuig)氏は、1927年フランス生まれの84歳。同国ペンクラブの会員だ。日本では『目からウロコのヨーロッパ』などの著書がある。日本在住 40年以上の親日家だが、どうも最近、このニッポンで目に余る出来事が多い。マナー、お金、日本語、女性、子供……。そのキャラビ氏が、いまの日本人に向 けて、箴言集で発する痛烈な「キャラビズム」。さて、あなたはどう受け止めるか? 今回は、「各国」編である。
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●Les Français pensent que l‘ Angleterre serait un beau pays s’il n‘y avait pas d’Anglais.et les Anglais eux pensent que la France serait un beau pays s‘il n’y avait pas de Français !
多くのフランス人にとって、イギリスにイギリス人がいなければすばらしい国になるでしょう。多くのイギリス人にとってもまた、フランスにフランス人がいなければすばらしい国になるでしょう!
●La France pourrait être une grande puissance si elle cessait de penser qu’elle l’était
フランスは自分が大国と思っていなければ、大国なれたかもしれない!
●L’Inde ne fait partie ni de l’Asie ni de l’Occident,l’Inde fait partie de l’Inde
インドはアジアの一部ではない、西洋の一部でもない、インドはインドです!
●Tôt ou tard en Amerique les blancs vont devenir une minorité!
いずれアメリカでは白人が少数民族となるでしょう!