いくつになっても“ときめきの種”は身近に落ちているもの。今回は9才の息子に胸をキュンとさせた滋賀県在住のパートMさん(35才)のときめきエピソードを紹介しよう。
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小学校3年生になる息子が、今年にはいって突然、「お小遣いが欲しい」といい出したんです。
そこで周囲のお母さんの意見を参考にして、お小遣いを300円と決めて、毎月あげることにしたんです。でも、すぐに使う様子はなく、私があげたお菓子の空き缶に貯金を始めたんです。“お金を貯めて、なにを買うんだろう”って、私のほうが気になっちゃって…。
そしたら先日、「お母さん、コレ」って、息子が茶色い紙袋をよこすんです。なんか、ムッとした顔をしていて、機嫌悪そうに…。“なによ、学校でなんかあったの?”と思いながら、袋を見たら、中から出てきたのは、ハンドクリーム。「?」と思っていた私に、息子は「初めてのお小遣いはお母さんにと思ってさ…」って。ムッとした顔は、単なる照れ隠しだったのね!! 母親ながらわからなかった(汗)。
しかもまだ小さい手で、私の手に丁寧にクリームを塗ってくれて…。キュンとして、思わず抱きしめちゃいました。“いい子に育ってくれたわ~”なんて、正直ちょっと涙も出ちゃったわよ。
あとから夫に聞いたところ、「ママに何かプレゼントしたいんだ」って相談してハンドクリームに決めたそう。ぴったりなセレクトをしてくれた夫にもキュンとしちゃいました。
※女性セブン2012年5月3日号